「Crs-SkinLoader」 ドキュメント 高橋 大樹 **** 注意事項 **** シルクの変更に関して、SONYのほうへの問い合わせはしないで下さい。 また、この件に関しての当方への問い合わせもご遠慮ください。 カスタムシルクから完全にデフォルトのシルクに戻すためにはDB管理のスキルが必要 です。 本アプリを使用する前に、DB管理ツールなどの扱いに習熟しておいて下さい。 ************** 0.本バージョンについて 以前のバージョンをお使いだった方は、いったんアプリの削除とシルクデータの完全削除(デフォルトに戻す)を必ず行ってからインストールして下さい。 なお、現在ステータスバーの変更には対応していません。 これは、このあと対応します。 1.はじめに ここのところ、Web上にてNR70系のシルクのカスタマイズに関する情報がちらほら出て きています。 当方も試してみたのですが、これを実行する際のシルクの入れ替え手続きはリセット してファイルを転送して、と比較的煩わしいものがあります。 そこで、これらの手続きを最小限で済ませるための支援アプリを制作しました。 旧作のCrs-SilkChangerではまだリセット作業が必要でしたが、今回からはリセット 作業は不要になります。 また、安全性向上のためにシルクデータの取り扱いも工夫してみました。 これで、だいぶ楽にシルク交換が楽しめるのではないかと思います。 なお、本アプリに含まれるサンプルシルクデータは当方が制作したものです。 他のシルクデータに関しては、各自で問題ない範囲で制作・入手して下さい。 シルクの入手情報やどのようなシルクがあるかは、以下のページを見てみるとよいと 思います。 はじめさんの「シルク博物館」 http://www.soramimi.palm-j.com/SilkMuseum/ 2.特徴と現時点での制限 現在、リストアップされるデータ数は本体RAM・メモリースティック内合わせて20個までです。 要望あれば拡張します。 また、現在はステータスバーには対応していません。 **** 注意事項 **** 本アプリは、SONY製PEG-NR70/V系のソフトウェアシルクハイレゾ機専用です。 他のデバイスでは使用しないで下さい。これを強行した場合の結果については 一切の責任を負いかねます。 ************** 本アプリの使用は、自己責任にてお願いします。 3.使い方 ・準備 まずは、旧バージョンをご使用の方は、旧バージョンを削除の上、カスタムシルクデータもいったんは完全削除してデフォルトのシルクに戻して下さい(この操作には上ボタンリセットが必要なのをお忘れなく!) ここからが、導入手順です。 同梱された、以下の2個ファイルをCLIEにHotSyncなどで転送します。 crssknld.prc crssknldSkinG.prc また、せっかくなのでサンプルのスキンも入れておきましょう。 アーカイブの「SampleSkinGraffiti」ディレクトリ内の以下のファイルもHotSyncで転送します。 CrsSkinG_CSL.prc HotSyncを行ったら、いったんソフトリセットして下さい。 味も素っ気もないシルクに化けていると思いますが、シルクがこの状態になったら成功ですので驚かないで下さい。 これで、準備完了です。 このままショボいシルクを使うわけにもいきませんので、とりあえずはデフォルトのシルクにしておきましょう。 ランチャーから、CrsSkinLdrを起動して下さい。 画面下のほうにボタンが二つあると思いますが、「Default」と書かれたボタンをタップして下さい。 画面上部に「*」が出ている間は書き換え中です。 書き換え終了後、シルクがデフォルトのものに変化するはずです。 とりあえずは、これで使い物になります。 ** 重要 ** なお、この「デフォルトのシルク」は厳密には「デフォルトのシルクと同じカスタムシルク」です。なので、見栄えはデフォルトの状態ですが実際にはカスタムシルクを使用している状態ですのでご注意ください。 ******** さて、本格的な使い方に移る前に、重要なのでカスタムシルクを消去し完全にデフォルトに戻す方法について述べておきます。 ・完全にデフォルトに戻す方法 あらかじめ、DB管理ツールを入手・インストールしておいて下さい。 まず、ハードボタンのどれかにDB管理ツールを割り当てておきます(これは下記のリセット後に行ってもOKです)。 次に、上ボタンリセットを行います。上ボタンを押しっぱなしにして本体裏面のリセットスイッチを押して下さい。リセットスイッチを押した後も、完全に起動プロセスが終わり環境設定画面が出るまで上ボタンは押しっぱなしにして下さい(確実に上ボタンリセットをかけるため)。 その後、ハードボタンからDB管理ツールを起動します。 DB管理ツールで、「CrsSkinLdrSkinG」というDBをさがし、これを削除します。 削除したら、通常のソフトリセットをかけて下さい。 再起動後、シルクがデフォルトに戻っているはずです。(完全にデフォルトに戻っていることを確認するために、戻す作業をする前はデフォルトとは明らかに見てくれの違うシルクにしておくことをお勧めします) ** 重要 ** 完全に削除後、再度カスタムシルクを使いたい場合はアーカイブから crssknld.prc crssknldSkinG.prc の2つを再度本体に転送して下さい ******** では、いよいよ本格的な使い方を説明します。 ・カスタムシルクデータの取り扱い  カスタムシルクデータには、完全に本来のシルクデータを乗っ取るものと、本アプリで対応しているシルク画像のみの塊であるCSL形式のシルクデータがあります。  前者は本アプリに頼らずにシルクの変更ができますが、反面システムに直接認識されるために削除や交換には非常に手間がかかる上、危険も伴います。これに対し、後者のCSL形式のシルク(以下、CSLシルク)はシステムからは直接認識されないため(そのかわり本アプリが必須になるわけですが)、複数を本体RAM内に置いておくことができ、また削除も普通のDBのように気軽に行うことができます。  ですので、基本的にはCSLシルクを用いることをおすすめします。CSL形式のものが存在しないシルクデータについては、本体内に置くことはできないので(本アプリとの共存は本体RAMではできません)、メモリースティック上に置いて利用して下さい。本アプリでは、これらの標準シルク形式のデータでもメモリースティックに置いてあるものを利用することが可能です。         メモリースティック  本体RAM CSLシルク形式    ○        ○(複数可) 標準シルク形式    ○        △(一つだけ可、本アプリとの共存不可) ** 付記 ** バイナリエディタ等を使うスキルのある人であれば、標準のシルクデータを簡単にCSLシルクに変更することができます。 バイナリエディタで、標準シルクデータのクリエータIDである「SeSi」を「CrsO」(「O」はアルファベットのラージOです)に変更して下さい。これだけで、CSLシルクとして扱うことができます。 ********  メモリースティックを使用する場合、Graffitiシルクデータは /Palm/Programs/Skins/Graffiti ディレクトリに格納して下さい。 ディレクトリ内にはシルクデータ以外は置かないで下さい。 また、このディレクトリにはサブディレクトリは作らないで下さい。  なお、本アプリを起動したときのリストアップの際に上記ディレクトリがない 場合は自動的に作成されます。  ディレクトリ作成について不安がある場合は、とりあえず本アプリを起動することで上記の2つのディレクトリを作成することができます。 ・シルク交換手順 Crs-SkinLoaderを起動します。 リスト内にデータがリストアップされるので、目的のデータを選んで「Load Silk」 ボタンをタップして下さい。自動的にカスタムシルクデータがロードされ、シルクエリアが新しいものに置き換わります。 「Default」ボタンをタップすると、現在のカスタムシルクがデフォルトのシルクと同じものに書き換わります(先にも書きましたが、あくまでデフォルトと同じ見てくれのカスタムシルクに書き換わっているだけなので誤解しないで下さい)。 **** 重要 **** 完全にデフォルトに戻す場合は、先に述べた手続きに従いカスタムシルクデータを削除して下さい。 ************ 4.注意事項 本ソフトウェアはフリーソフトです。このソフトを使用した結果発生する いかなる事態に対しても、作者はその責任を負いません。 本ソフトウェアを雑誌・書籍等に収録される場合は私の方までご相談下さい。 本ソフトウェアに対するご意見・ご要望・バグ報告に関しては、私の方までお気軽に お寄せください。   連絡先:taka@kyushu.rise.waseda.ac.jp   配布元:http://isweb41.infoseek.co.jp/computer/crspalm/ 5.謝辞 Upupさん運営のチャット『Club酔いどれうさぎ』にて情報交換とテスト使用をして 下さったみなさんに感謝します。本当にありがとうございました。 また、同様にテストして頂いた「CLIE Park」のなるさんにも大変お世話になりました。 ありがとうございました。 6.更新履歴 ---- Crs-SilkChanger時代・限定配布 ---- 0.0 ・急速建造したミニマムバージョン [2002/05/11] 0.1 ・ステータスバーのシルク変更に対応 [2002/05/12] 0.2 ・使用ディレクトリ構成を変更 [2002/05/12] ---- Crs-SilkChanger時代・一般公開 ---- 1.0 ・転送後、ダイアログでリセットするかどうかを問い合わせるようにした ・必要充分な機能を達成したので正式版に [2002/05/13] ---- 名称・機能をCrs-SkinLoaderに変更 ---- 0.1 ・リセットなしでシルクを変更可能にした ・アプリ名称を変更 [2002/05/16] 0.2 ・CSLシルクに対応 0.3 ・デフォルトのシルクに書き換える機能を実装 [2002/05/18]